内径サイズの読み方
品種によりmmサイズとインチサイズがあります。
例えばスミチューブB2はインチサイズで、
1/8(8分の1)インチは約3.2mmです(1/8×25.4mm)。
収縮前は、内径が3.50±0.30で、±0.30mmの公差があります。
収縮後は、完全に収縮させた後での内径が1.60mm以下となります。
被覆物外径dが5mmの場合、
お使い頂けるスミチューブは収縮前の直径が5mm以上、収縮後の直径が5mm以下です。
スミチューブAですと、次のサイズレンジの製品がお使い頂けます。
d=最小 スミチューブA 5X0.2 収縮前 5.6±0.3 収縮後 2.9以下
d=最大 スミチューブA 8x0.25 収縮前 8.5±0.3 収縮後 4.7以下
選定において一般的には、小さなサイズは安価で肉厚が薄くなりますが、挿入性が下がります。
大きなサイズは肉厚が厚くなり、挿入性も高くなりますが、収縮に時間がかかります。
被覆物に角やエッジがある場合(板形状等)や、長時間再収縮されるような場合は、
裂け防止のため大きめのサイズを推奨します。
被覆物に大きな段差のある場合、高収縮率のものを選定ください。
例えば被覆物の小さい方の外径d1が5㎜、大きい方の外径d2が10㎜の場合、
使用できるスミチューブは収縮前の直径が10㎜以上、収縮後の内径が5㎜以下となります。
一般のスミチューブは2分の1までしか収縮しませんので、
このような場合は高倍率のスミチューブB2(3X)を推奨します。
スミチューブB2(3X)ですと12/4(収縮前12.0㎜以上、収縮後4.00㎜以下のもの)が使用できます。